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インスリンポンプ外来

インスリンポンプ、SAPについて

SAP(Sensor-Augmented Pump)とはリアルタイムCGM搭載インスリンポンプのことであり、近年、血糖管理改善効果が認められ、徐々に普及するようになってきています。
当院では10名の患者さん(2023年12月時点)が使用されています。
以下にその特徴を説明します。

インスリンポンプ、SAPについて イメージ

1. インスリンポンプとは?

インスリンポンプは、インスリンを継続的に体内に供給するデバイスです。このデバイスは、皮下に留置された細いチューブを介して、必要な量のインスリンを皮下に投与します。この方式は、毎回の注射(1日4-5回)の代わりになり、注入量を時間ごとに設定できるので、より健常に近い形でインスリン投与ができます。

インスリンポンプとは?イメージ

2. CGMとは?

CGM(持続的血糖モニタリング)は、皮下に挿入されたセンサーを使って、リアルタイムで血糖値を測定し、データを表示するデバイスです。これにより、血糖値の変動(上がったり下がったり)を把握しやすくなり、インスリンの調整が行いやすくなります。SAPはインスリンポンプにCGM機能が統合されており、2つのデバイスを一つで利用できるため、非常に便利です。

CGMとは?イメージ
CGMとは?イメージ

3. SAP(リアルタイムCGM搭載インスリンポンプ)のメリット・デメリット

メリット

  • 自然な分泌パターンに近いインスリン投与
    インスリンポンプは、健常人のインスリン分泌パターンに近くなるように、時間ごとのインスリン注入量が設定でき、個人の生活に合わせたインスリンプログラムが設定できるため、生活の柔軟性が高まります。
  • 注射回数の低減
    デバイスから食事前のインスリン(追加インスリン)や高血糖時のインスリン(補正インスリン)が投与でき、毎回の注射が不要になるため、日常での注射手技のわずらわしさがなくなります。
  • 低血糖リスクの軽減
    CGMの血糖値データから低血糖予測が生じた場合、インスリン注入が停止するので低血糖のリスクが軽減します。夜間低血糖の改善も期待されます。低血糖や高血糖の可能性があることをアラートで知らせてくれたりもします。
  • オートモード(ハイブリッドクローズドループ(HCL))
    CGMの血糖値をもとにアルゴリズム(独自の計算方法)によって基礎インスリン量を自動調整します。インスリンポンプに自分の血糖値を任せるようなイメージです。

デメリット

  • 費用が高価
    インスリンポンプとCGMを併用する治療費は高価となります。血糖改善効果と継続的なコストを考慮する必要があります。
  • 技術的なトラブル
    デバイスが正常に動作しない場合やセンサーの貼り付けに問題が生じた場合、ストレスがかかることがあります。また、バッテリーの交換やケアが必要です。
  • 学習と適応の期間
    インスリンポンプとCGMの操作やデータの解釈には学習と適応の期間が必要です。最初は戸惑うこともありますが、当院では専門の医師と看護師がサポートをしていきます。
  • 皮膚への負担
    インスリンポンプとCGMのセンサーを皮膚に装着するので、局所の適切なケアが必要です。時折、皮膚の過敏症やかぶれが起こることもあります。
SAP(リアルタイムCGM搭載インスリンポンプ)のメリット・デメリット イメージ

これらの内容を検討し、ご自分のライフスタイルとニーズに合ったインスリン治療を選ぶことが大切です。
当院では外来にてインスリンポンプの導入も行っております。もしご関心がありましたら、当院の専門スタッフにいつでもご相談ください。
低血糖の少ない質の良い血糖コントロールを目指しましょう。

つばめ 医院概要 つばめ
診療科目
糖尿病内科 腎臓内科
所在地
〒332-0015
埼玉県川口市川口2丁目8-19 伊東ビル 3F
アクセス
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