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腎臓内科

腎臓内科について

腎臓内科

腎臓内科では糖尿病性腎症や腎炎、腎硬化症などの腎機能低下をきたす疾患の診断や検査、また、それらが進行して慢性腎不全となってしまった場合の治療を行っていきます。
腎臓の病気は初期症状に乏しく、具体的な自覚症状を感じないまま進行することがあり、いつの間にか腎不全に陥ってしまっていることもあります。そのため、定期的に検査を行い、腎機能の状態を把握する必要があります。
そして、早期発見、早期に治療を開始することができれば、腎不全の予防に役立ちます。もし、腎不全となった場合も腎不全の進行をゆるやかにしていけるよう、患者さんの日常や生活環境などに合わせたアドバイスや治療を提供いたします。
当院では糖尿病専門医、透析専門医の資格を有する医師が患者さん個々に対し適切な医療のご提供を行っていきます。

検尿異常について

尿潜血(血尿)が陽性(尿蛋白が陰性)の場合

尿に赤血球が混入すると尿潜血反応が陽性となります。
尿中への赤血球の混入は、腎臓疾患を疑いますが、尿管や膀胱、尿道からの出血のこともあります。女性の月経期間中や、激しい運動後に採尿をした場合も尿潜血陽性となることがあります。
持続的に尿潜血(血尿)が陽性の場合は、尿沈渣という検査によって尿の成分を顕微鏡で確認し、尿中に赤血球(RBC)がどの程度出現しているかを確認します。
その際に変形した赤血球が多いと、腎臓(糸球体)から出血している可能性が高く、腎臓に問題を抱えている事が考えられます。逆に変形した赤血球がない場合は、腎臓以外の下部尿路からの出血の可能性も考えられます。 肉眼的血尿(見た目で明らかに赤い尿)であれば、膀胱腫瘍、尿路結石などの泌尿器科疾患も想定する必要があります。
その場合、悪性疾患との鑑別の為、腎膀胱超音波検査などの画像検査も必要です。腎炎(IgA腎症、糸球体腎炎など)が疑われる場合には、腎生検も検討していきます。

尿蛋白が陽性(尿潜血(血尿)が陰性)の場合

(1+)は30mg/dL、(2+)は100mg/dL、(3+)は300mg/dLと、尿中蛋白濃度から尿中に排泄される蛋白量を推定できます。
一時的な尿蛋白陽性の場合、運動、発熱などによる一過性蛋白尿や、立位で尿蛋白排泄が増えてしまう起立性蛋白尿の可能性もある為、再度尿検査をします。
尿蛋白排泄量が非常に多い場合、ネフローゼ症候群(尿中に大量の蛋白が排出されることで低蛋白血症になり、それに伴い浮腫が起こる状態)が考えられます。急に症状が出現することもあります。
原因としては、糖尿病性腎症が最も頻度が高いですが、糸球体腎炎、腎硬化症、あるいは血液疾患など様々な病気が鑑別にあがります。

尿蛋白、尿潜血(血尿)ともに陽性の場合

尿蛋白、尿潜血が併せて陽性の場合、腎炎などの内科的腎疾患が考えられます。
尿沈渣、採血にて免疫関連検査、腎膀胱超音波検査などを施行して診断を進めていきます。
全身の状態や腎機能を評価して、必要があれば、速やかに腎生検を行っていきます。

慢性腎臓病(CKD)について

腎臓の機能は、eGFR(採血の血清クレアチニンという値から計算される値)という数値で確認できます。100点満点で60点以下(eGFR60ml/分/1.73m²)が慢性腎臓病と言われます。
慢性腎臓病はeGFRが60ml/分/1.73m²未満または、尿蛋白などの腎臓障害が3か月以上持続する場合に診断されます。慢性腎臓病は初期症状に乏しく、進行すると、夜間尿、むくみ、高血圧、貧血、倦怠感などの自覚症状を伴うようになり、さらに進行すると末期腎不全へと至り、透析が必要となります。そのため、定期検査がとても大切で、尿検査や採血検査で腎臓の状態を確認していきます。
健診で尿検査異常を指摘された方、気になる症状をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

腎臓に関わる病気や疾患

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症

糖尿病の3大合併症のひとつです。血糖コントロールが悪いと徐々に腎臓機能が低下していき、腎不全に至ります。症状として、尿蛋白が特徴的で、糖尿病を発症して10年以上経過してから徐々に尿蛋白があらわれ、しだいに増加していき、その後、腎機能が急速に低下していきます。最近は、糖尿病性腎症の中で尿蛋白があまり増えずに腎機能が悪くなる患者さんもいらっしゃることが指摘され(糖尿病性腎臓病)注意が必要です。この場合、定期的な採血で異常を発見することができます。糖尿病性腎症は腎不全から透析治療になる原因の最多疾患であり、透析導入後は、週3日4~5時間の透析と食事制限を強いられ、QOL(生活の質)の低下を招きます。糖尿病性腎症の予防は非常に重要です。

慢性腎炎

腎臓の糸球体という毛細血管の塊に炎症が起き、蛋白尿や血尿が長期間(少なくても1年以上)持続する状態を慢性腎炎といいます。原因は免疫反応の異常によるものが多いとされ、代表的なものにIgA腎症があります。尿の異常以外にもむくみ、頭痛、めまい、倦怠感などの症状がでます。治療でコントロールがうまくいかないと腎不全に至る場合もあります。慢性腎炎の治療は塩分制限を中心とした食事療法や病状に応じた薬物療法を行います。

腎硬化症

高血圧や脂質異常などによって腎臓の血管に動脈硬化が起きることで発症します。長い間高血圧が続くと腎臓の糸球体へ血液を送る細い動脈が狭くなり、血液の流れが悪くなり、徐々に糸球体が壊れ、腎機能が低下します。これが腎硬化症です。腎硬化症が進むと慢性腎不全に至ります。腎硬化症が原因で慢性腎不全になった場合、腎臓以外の動脈でも動脈硬化が進行しているので心筋梗塞や脳梗塞やくも膜下出血といった大血管症などの危険性も十分に注意しなければなりません。

慢性腎不全

いろいろな腎臓の病気によって腎臓の機能が数年から数十年かけて徐々に低下していき、正常な機能を果たせず身体に様々な症状を引き起こす状態を慢性腎不全といいます。病状が進行すると貧血や高血圧の影響によって心臓が弱る(心不全症状)ため、動悸や息切れを頻繁に起こすようになります。また、顔や手足に浮腫(むくみ)が起こり、呼吸困難を起こす場合もあります。さらに進行すると腎臓から老廃物が体外に排出できなくなり尿毒症や末期腎不全状態(透析が必要な状態)となります。
末期腎不全となり、透析が避けられないと判断した場合、透析の準備を始めていきます。

つばめ 医院概要 つばめ
診療科目
糖尿病内科 腎臓内科
所在地
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